あと1アウト、、、しびれたぞ、チームZ諸君!!

ギン次(息子)

去った10月2日、某県某市にて少年野球3年生以下の大会が初開催で行われ、

我が息子所属のチームZが出場しました!


初めての大会の試みとあって、大会趣旨は、

『軟式野球に親しむ少年・少女に夢と希望を与え、
       
 その育成に寄与することを目的とする』


すばらしい。


はいはい、どんどん子供たちに夢と希望を与えていきましょう!!



さてこの大会ですが、なんとも不可思議なルールが採用されておりました!

主なルールをご紹介しますと、

・1試合5回までの70分制。

盗塁は3回までの間に1チーム3個まで。4回以降は一切禁止!

ワイルドピッチおよびパスボールによる進塁は一切禁止! ※振り逃げ無し!

・同一イニング内に5得点した場合には、その時点で攻守交代!

・同一試合での投手と捕手の交代は禁止! ※これに関してはは今でも理解不能(笑)


では、実際に我らがチームZは一体どんな試合を展開したのか!?

今回の1回戦の対戦相手は、6年生の代表チームでは市内屈指の強豪HS団


息子ギン次は、4番投手で先発。

(ちなみに、今回初めてギン次の妹である1年生のギン花も8番セカンドで先発出場!!
 初めて着たユニフォームにニコニコして打席や守備につく姿は可愛かったぞーーーー!
 はい、単なる親バカです。)

さて話を戻し、

チームZ の先攻で開始した試合は、


1番リードオフマン3年生の熱男HTがいきなりヒット
 さらに、そのHTが初球盗塁を仕掛け成功

2番には、あの負けん気が強すぎて号泣してしまう期待の1年生WKだったが、
   あえなく三振

3番、今チームの主将で捕手の3年生の強心臓NGは、
    セカンドの頭を超えるクリーヒット


1死ランナー1,3塁で打席には、4番ギン次

先に点を取り試合の主導権を握りたいこの場面。。。


結果は、、、上手く弾き返しライトオーバーの2点タイムリー3塁打!!


その後の後続はあえなく凡退となったが、幸先よく2点の先行で滑り出したチームZ

だが、しかーし!!

2ストライクと追い込みながらも、先頭の1番打者に

いきなりレフト線への長打をくらい、さらにレフトの後逸も重なり即失点(;゚Д゚)

ありゃりゃ~と、ショックで、調子を乱すかと心配した父ギンであったが、

そんな父の心配も吹き飛ばす、圧巻の3者連続三振!!



その後は両チームともしまった内容で2-1のまま膠着状態が続き、、、

4回からは球数制限の関係もあり、

ギン次に代わり熱男HTがマウンドへ!息子ギン次は遊撃手へとコンバート



実は、この2番手のHTはこれが試合初登板という大抜擢!!

本来であれば2番手には本来捕手の強心臓NGというのがパターンだったが、

今大会の不可思議なルールで捕手からの投手交代が不可という事態による継投であった。

が、そんな事情もなんのその、熱男HTはやる気満々でマウンドに上がり、気合十分!!



しかし、流石に1点差という緊迫したこの場面では、

下手をすれば一気に試合がひっくり返る可能性があり、私含めベンチは、


『大丈夫なのか。。。』と心配そうに見守る中、


 緊張の第1球、、、、

 

『ストラーイク!!』


アウトコースに決まった痛快の1球に相手打者が空振り!

制球力が未知数だったHTだっただけにベンチは大盛り上がり!


さらにこのあと、なんとなんと3者連続三振で締めるという、

初登板で大役をやってのけた熱男HT!!


完全に試合の流れはチームZという展開!!

が、結局最終回の攻撃まで追加点を奪えず。。。



いよいよ残すはHS団の最終回の裏の攻撃のみ!!


肝心の先頭打者をHTが三振で切り、まずは1アウト

このまま上手くいってくれと次の打者もショートにフライが上がり、遊撃手はギン次

なんなく2アウトと思われた、次の瞬間!!



ボールから遠ざかりまさかの落球!!!!!    はい~~~!?
(夕方4時頃で西陽のあまりのまぶしさで逃げてしまったと言う、、、)



それが原因か、突如HTの制球が乱れ次の打者にはフォアボール(ごめんよ、、、HT

これにより1死1,2塁


続く打者をなんとかセカンドフライに打ち取った、、、、、、かと思いきや


次は、セカンド守る女の子ながら男顔負けの3年生毒舌KRが、

フライをキャッチし損ねてアゴに強打してしまう珍プレー


たちまち、1死満塁の一打サヨナラの場面にいっぺん!



まさに、絶対絶命!



しかし、ここはさすが熱男HT、気迫のこもった投球で次の打者を見事空振り三振!



これで、、、2死満塁



勝利まであと一人。

本日無双状態の熱男HT、2ストライクまで追い込み、力を込めて投じた次の1球は、、、、、


ショートゴロ!!

(よし、勝った、試合終了だーー!!)



が!!!!

上手く捌きワンバウンド送球した遊撃手のギン次だったが、一塁手は号泣1年生WK

考えてみると、この試合一塁へ来た初めてのボール。


この日最初で最後に来たショートからの送球を、

結局、若干反応が遅れたことでボールを掴む事が出来ずに後逸。


そして、チームはそのままサヨナラ負け。。。



たまたま一塁付近で応援していた私の前を、後逸したボールを悔しそうに涙を拭きながら、

ボールを追いかけていくWKの姿に凄く胸を打たれた。


結果は残念だったが、チームZは勝利を目前に悔しい敗北を喫した


しかし、彼らは本当に良く最後まで粘り強く戦ってくれました!

対戦相手のHS団にもホントに感謝しかありません



チームZ、そしてHS団のみんな本当に良く頑張った!!!!!!!


(なお、号泣したWKが試合後もしばらく動かなかった事は言うまでもない(笑)
 前回の記事を見て頂いた読者の方ならお分かりでしょう)


そして帰りの車の中、ギン次がふとつぶやく、、、

『じつは、負けが決まった瞬間、涙流してしまった』と。


その言葉聞いて、私は彼の事が無性に愛おしく感じ、

負けた試合に対して悔しいと感じてくれた事にもとても嬉しく思い自然と頭をなでた。


これまで何度も負けを経験してきたにも関わらず、初めて味わった悔し涙

また1歩息子の成長を感じる貴重な瞬間となった。


きっと、ギン次以外のメンバーもこの試合で勝利なんかよりもずっと価値のある、

とてもとても大きな経験と財産を手にしたに違いない

そもそも今回の大会はわずか1週間前に知らされた急な大会でルールも特殊という事もあり、

試合自体が成り立つのかという不安な状態から始まる大会運営も含め手探りの試みだったが、

まさか子供たちのこのような成長と感動を味わえるとは。。。


今大会を企画してくれた大会運営関係者にこの場を借りて感謝いたします。


本当に最高の一時を過ごさせてもらいありがとうございました!!



ちなみに、私ギンはこの試合が始まる前の試合では、人生で初の主審。

こちらも色々とすったもんだがありましたが、、、、、この話はまたの機会に!!


ではでは、今回は3年生以下の大会出場の結果をお届けいたしました!!

最後までご購読ありがとうございました!!

苦労や失敗こそが、自分を磨くための最高の砥石(といし)となる。

今よりも成長できる限りにおいては実は何も大きな損はない。
その事を知っていれば、最悪な事になっても、

それが最悪ではない事がしっかり理解でき、
不安に直面してもきっと笑えるようになる。


             (森岡毅)(マーケター、戦略家、実業家/日本) 

コメント

タイトルとURLをコピーしました